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『森と渓流とログハウス』
第7話 ログ業者選びの失敗
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長い間、新しいお話をお送りすることが出来ず、申し訳ありません。
おもしろ、おかしく、読んでいただきたい、「森と渓流とログハウス」だったのですが、そうもいかなくなってしまいました。
契約したログ業者は地元(といっても夢前ではないです。)と言うこともあって、現場からも近いので打ち合わせにも便利だし、いつでも本人の所在がわかるという安心感もあって契約したのですが、とんでもない大間違いでした。
まぁ、大体どこの業者も似てるところがあると思いますが、契約までは本当に調子がいいです。
しかし、いざ工事が始まりだすと、指導権を握ったかのように好き勝手やりだします。
施主の申し出さえ、ろくに聞いてはくれません。
夢を持ってこれからログハウスを建てようと思われている方もいると思います。
私の同じ思いをしなくてすむよう、自らの恥をしのんで書くことを決意しました 。
6月9日、何とか無事に棟上げを終え、屋根工事を済ませ、中間審査を受けることになった。
結果から申しますと、通りませんでした。
不合格だったのです。
前に書きましたが、うちの家の横には斜面があります。
高さ約5メートル、幅は約10メートル。
そしてこの、のり面の勾配が39度あったのです。
35度以上ある場合、角度と高さを計算して、コンクリート擁壁を施工しなければならないと言う、「県条例」がありまして、これに引っかかりました。
私は一言も、この「県条例」について、不動産業者からも聞かされておらず、(広告でログ用地販売としていたにもかかわらず)なんと、ログ業者もこの県条例のことを知らなかったのです。
信じられませんでした。
「知らなかった」と言われた時は愕然としました。
ボクにしたら、パニックでした・・・・
さんざん今まで、融資のことで頭を痛め、神経をすり減らして来たのに
またかよ! と悲痛な思いでした。
店のお客様で、住宅設計をしている方に相談したところ、「県条例」のことは知っていて、この場合のコンクリート擁壁だと400〜500万はかかるんじゃないか?と言われました。
そんな金は逆立ちしたって、出るわけがない。
しかもこの業者、謝罪の一言すらない・・・
それどころか、コンクリート擁壁を施工した場合の費用はこちらの負担のような言い方をしてくる。
最初からわかっていれば、解決策もあっただろうに、知らなかったが故に今の状況があるということを理解していない。
つまり、県条例のことを知らずに、ここまで来ておいて業者は責任がないと言う。
それどころか、斜面の石垣作りを誠意で手伝ったのに、責任の押しツケをされては困る様なことまで言い出した。
これでは、お話になりませんでしょ・・・・
結果的には、施主の私が県に対して、斜面の危険性について、県土木からの指導通り行うことを書面に表すことで、中間審査は合格いたしました。
一段落してホッとする間もなく、次の問題が起きました。
実は、うちの現場はゴミが多く、とても汚かったんです。
それは中間審査の審査官にも言われたことなのです。
「審査を受けるのにゴミの掃除ぐらいはするように」と・・・・
うちの土地の隣と斜め前にもログハウスが建っていて、毎週末に奥さんや子供さん達と暮らしています。
いわば別荘ログハウスです。
この奥さん達から苦情が出ました。
お昼のコンビニなどの弁当の食べ残しが、あちこちに散らかっていると・・・・
この土地には、鹿も出れば、キツネ、狸も出てくるので食べたゴミぐらいは持ち帰ってほしいと・・・・
テラスの床下を覗いたところ、あるわあるわゴミの山、食べ残した弁当の袋、空になったペットボトル、缶ビールの空き缶まで投げ込んである・・・・
開いた口がふさがらなかった。
このことを、注意するとこうである。
「梱包のゴミもゴミ、弁当のゴミもゴミじゃないですか、
最後には清掃することになってますから・・・」
と言うのである。
話しても議論にならない、次元が低すぎると思いませんか?
とにかく、持ち帰ってくれと、頼んでおいたにもかかわらず、その日もそのままで、帰ってしまったので、うちの娘二人が怒って、私達が集める!と言いだし、何日も前からあったゴミの山を、大きなゴミ袋で3つ分我が家に持ち帰ったのでありました。
数日後、現場に行くと何やらゴムが焼けたような匂いがする。
空には黒い煙が上がっていて、こんな奥深い自然の中であってはならない事が起きていた。
うちの土地の横にある空き地で、ゴミを燃やしている・・・・
しかもあまった屋根材を焼いているのだ。
すぐにやめてもらったが、黒煙はいつまでも出たままだった。
次の週、隣から案の定、また苦情が出た。
うちの業者がゴミや屋根材を燃やした土地は隣の人が土地主から借りていて、管理も任されているので、すぐに焼いたところを綺麗にして下さいとの事だった。
斜め前の家からも苦情が出た。
「燃やしてはいけないものは、専門業者の所に持っていってほしい・・・
先日、テラスで昼食を食べようと思ったら、黒い煙が上がりだし、おかしな異臭がするので、何かと思ったら屋根材を燃やしていた」
その他、なぜ仮設のトイレを設置しないのか?
他人の敷地に向かって小便をしないでほしい。
業者が連れてきている犬の糞の始末。
これは常識というモラルに掛けすぎていると思いませんか?
仮設トイレに関しては、何故設置しなければいけないんですか?とまで言われました。
言いたくないけど言わなきゃならいので、こういう苦情が2件の家から出ていますのでよろしくお願いしますと、綺麗にしておいて下さいと、言って帰ったのです。
これが水曜日です、用事で週末は行けなかったので、
月曜日に現場に行ったところ、まだ掃除されていませんでした。
これには頭にきました。
どういうことかと聞くと、来週月曜日に浄化槽を入れるため、重機が入るのでその時に一緒に埋めようと思っていた、と言うのです。
近所から苦情が出ているのに、自分の都合で処理しようとする、常識のなさには、さすがに声が大きくなりました。
しかも焚き火ぐらいで燃え尽きるはずのない、屋根材の残りまで埋めようと思っていたようなんです。
まだまだあるんですが、もういいでしょう・・・・
書くのも疲れてきましたし、自分が情けなくなってきました。
途中まで楽しくやって来ていただけに、悲しいことです。
このようなことから、信頼関係は破綻してしまいました。
後はただただ、プロとしての仕事をしてもらえることを祈るばかりです。
次回からは、気を取り直して、前向きに書こうと思ってます。
途中から愚痴っぽくなってしまいました。
ご容赦下さいませ。
しかしながら、これからログハウスをお考えの方もいらっしゃると思います。
ボクと同じ思いをなさらぬよう、業者選びは慎重に慎重を重ねましょう。
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